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ようこの日常


by youko-piano
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生徒のお母さんからメールを読んで

「そろそろグレード受けませんか?○月頃を目標と思っています。
目標があると練習もしますし、楽しむことが出来る音楽の幅も広げることが出来ます。
いつもより大変だとは思いますが、私も思い切り寄り添って、受けてよかったなと
思っていただけるように、がんばって指導して行きたいと思います」と
お母さん宛にメールを出しました。

すると
「子どもに目標を持たせるのは,案外難しく、
ただだらだらと習わせているだけになりがち、という話を
つい最近、職場の友人と交わしていました。

学校の勉強と違って、ピアノは、自分自身が未知の世界なので、
どういう通過点や到達点があるのか分からず、
先生のご指導がなければどう頑張らせたらいいのか、途方に暮れてしまいます。

グレードにしろ、コンクールめいたものにしろ、
様々なチャレンジの機会があるのだと、Sも知る事ができ、
とても良かったと思っています。

今では、TがSの弾く曲を鼻歌で歌い、
Tの弾く曲にSが伴奏をつけて遊んでいる時も、たま~にですがあり、
微笑ましく見ています。

グレードの件、よろしくお願いします」
とお母さんからお返事が届きました。

練習は、大変だけど、それ以上にプラスになる成果を組んでくださっている
お母さんもいらっしゃる。

でもあるお母さんにとっては
楽しんでちょっと弾けたらそれでいいかなあと気軽に習わせ始めたのですが
そんなものではなかったのですね!と言われました。

つい出来そうな子、がんばれそうな子、伸びそうな子には
声をかけてしまいます。
もしかしたらそれは、指導者の側からの思いなのかも・・・。
やはり私の教え方は、追い込みさせすぎなのかも・・・。

東京のセミナーで知り合ったお友達のピアノの先生で、
指導者賞を毎年頂かれている先生の発表会に行かせて頂いた時
人数はとっても少ないのに、ピアニストが弾いているような
その位とってもどの子も上手で、
新幹線を飛ばしての距離ではなかったら、この先生に習わせたい!のにと
思ったりして。

休憩に、トイレに行って、生徒のお母さんの立ち話が聞こえてきて
下の子にもピアノ習わせたいんだけど
この教室に入門したら、あのしんどさが待っているかと思うと
躊躇してしまって、入れる勇気がないのよねえ~。

そうなんだ・・・。
なんだか指導者としてがんばっていることを知っているだけに
気持ちが暗くなって。

私の娘も何人かの先生にお世話になり、習う側の思いもあり
かと言って先生から勧められる気持ちも分からないではなかったし・・・。

挑ませる!
指導者として、いろんな意味でむずかしいなあと感じました
by youko-piano | 2009-01-25 03:25 | 日常