「ピアノのペダル」を踏ませたい!
2013年 10月 17日
ピアノを長年教えていると、いろんな経験から、いろいろなことが見えてきたり、分かってきます。
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その中で、
家に、補助ペダル(足台)を持っていなくて、椅子に座ったらペダルが届かない生徒でも
立ってペダルを踏みながら、弾くことが出来るのであれば、
ある程度弾けるようになったら、「ペダルを踏ませよう~」
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なぜなら、ペダルを踏むと、手を離しても、弾いた音が鳴っていて、
「ええと、次の音は・・・と自分で読みながら弾く事が出来るから」
そうすると、急にピアノがそれなりに、弾く事が出来るようになるので。
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特に、この子は、ピアノやめるな!と思った時、
もう一つは、中学受験するので、塾の勉強でおそらく忙しくなるだろうなあ~と思った時
どんなピアノのレベルでも、急いで、ペダルを踏むことを教えます。
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私も、子供の頃、どこで踏みかえるのかがわからなくて、
「ここは、踏みかえますか?」とピアノの先生に聞いたことがありました。
私は、たくさんペダルを踏む経験をすることが、「ペダルを踏むことになじみ」
「なじんでこそ、自分の弾いている音を聞く余裕も出てくるし、
「音がにごるから踏みかえよう!」とか「音の響きの厚みがほしいので、
ここまでは踏み続けよう」とか「この音だけ、響かせたいので」とか
分かってくるのです。
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ピアノを教えている時、お母さんの意向で習わせられて、
あまり好きじゃなさそう・・・と思っていた生徒が、
「成長して、息抜きにピアノを弾いています!」とか
「大人になって、楽譜を買いに行って弾いています」とか
道端で、お母さんにバッタリ出会ったとき、耳にすることがあり
びっくりした経験がいくつもあります。
そんな生徒は、下手なりにペダルを踏ませていた生徒が多いんです。
音符なんて、ドレミ・・・で振り仮名を書けばいいし、
ペダルが踏めれば、次はえ・・・と、何の音だな!と、そのカタカナを読んで
鍵盤を弾けばいいですし、
将来、自分でピアノが弾ける!ということは、「ペダルが自分で弾きながら踏めるか、
どうかにかかってくる!」ということなんだと、長年教えていて、思うのですよ。
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小学校3年生のKくん、中学受験に向かって、塾通い。
そろそろ「お母さんが、どうですか?」なんて、言われてきた。
家で練習しないといけないものが、ピアノ。
「エリーゼの為に」とか「アラベスク」とか、ピアノをやめても、
人前で弾けたらいいなあ~
俺、ピアノ子どもの頃、習っていたんだ!とか言って
「エリーゼの為に」の有名なページ
2ページ弾けたらいいよね。
また、誰かの誕生日に「ハッピバースディ」なんか弾いて、お祝いしてあげたら
いいし。
さあ、ペダルを踏んで、誰でも聴いたことがある有名な曲。
それで、労少なく、かっこよく聞こえる曲。
探そう~
by youko-piano
| 2013-10-17 01:14
| 残しておきたいこと